日本五大桜の一つ、石戸蒲ザクラを撮影してきました
樹種は「カバザクラ」といい、ヤマザクラとエドヒガンザクラの自然交雑により生まれた世界でただ一本の桜です
樹齢はおよそ800年!
今から800年前といえば鎌倉時代
蒲ザクラには源頼朝の弟で、義経の兄、範頼(のりより)にまつわる伝説が残されています
範頼は現在の静岡県浜松市である遠江の国 蒲御厨(とおとうみのくに かばのみくりや)で生まれたため、当時「蒲の冠者(かばのかじゃ)」と呼ばれていました
源平合戦で活躍しましたが、その後に兄の頼朝から謀反の疑いをかけられ、逃げていた範頼が使っていた杖がこの地に根付いて蒲ザクラになったという伝説が残っています
石戸蒲ザクラは大正11年に国の天然記念物となりました
指定当時は幹が4本の大変な巨木でしたが、次第に樹勢が衰え、全く花を咲かせない年が何年か続いたこともありました
現在残っている幹は1本のみですが、これに太い幹に育った孫生えが加わり再び見事な姿を見せています
正面が蒲ザクラのある東光寺です
境内にはご覧の通りたくさんの桜が植えられており、この日は全て満開でした
天気がいまいちだったのが残念ですが^^;
階段を上ると目の前に蒲ザクラが咲いています
蒲ザクラは東光寺の境内にあります
蒲ザクラの真ん前にこのように東光寺の建物があります
この建物がなければ蒲ザクラの全景が見られるんだけどなあ~
ちょっと残念
まあ仕方ないですね
それでは多くの人の努力で見事復活を遂げた蒲ザクラをご覧ください
建物の裏側に回り込んで蒲ザクラ
こちらも大きく広がっています
桜の木を支えるために10数本の支柱があります
幹に穴の開いているところがありました
穴の向こう側も満開の桜でした
ご覧いただきありがとうございました
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