埼玉県熊谷市(旧妻沼町)にある聖天山の開創840周年を記念して23年ぶりに秘仏御本尊が御開扉(御開帳ともいう)されました。
御開帳と言えば長野の善光寺が有名ですが、善光寺の場合は数えで7年に1度、4月上旬から5月下旬までの約2か月間にわたって行われています。
それに対し、聖天山は実に23年ぶりの御開扉で、期間はたったの7日間です。
なんかもうこれだけで「今見ておかないと!」という気分になってしまいました。
というわけで開催概要をざっくり調べて車で行ってきました。
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周辺道路が混雑するだろうと思い、自宅を早めに出て9時に臨時駐車場に到着しました。
(途中ちょっと道に迷いました^^;)
周辺道路に混雑はなく臨時駐車場もガラガラと、なんとも嬉しい誤算でした。
臨時駐車場から聖天山まで歩きましたが、この時間はまだ人の流れもありませんでした。
当日券も全く待たずに購入完了!一般3,000円で2名まで拝観できます。
当日券を購入するとそのまま御本尊の安置されている大師堂へと続く列に並びました。
拝観開始時間30分前の9時半に列に並びましたが、既に行列は150メートルくらい伸びていて相当待たされそうな予感がひしひしと。
今日は土曜日なので人出も多く、列もみるみる伸びていきましたが、拝観時間を早めてくれるような配慮はありませんでした^^;
拝観開始時間の10時まで残り10分を切ったところでお坊さんによる読経が始まり、マイクを通して音声が辺りに響き渡りました。
10時になると花火が3発上がり、ちょっと間が開いてさらに3発ずつ2回、計9発の花火が上がりました。
そしてようやく列が動き始めましたが思った通りなかなか先に進みません^^;
結局御本尊が安置されている大師堂に入るまでさらに50分もかかりました。
混雑は想像していましたが、正直ここまで時間がかかるとは思いませんでした。
並んでいる間はずっと立ちっぱなしだったので疲れて足腰が痛くなりました(^_^;)
ところが御本尊が安置されている大師堂に入ると疲れは完全に吹き飛びました!
厳粛な雰囲気のなか、御本尊の横に立っていたお坊さんの説明を聴きながら、目の前の立派なお姿をしっかり脳裏に刻み込もうと努めました。
でも...
御本尊様は小さすぎて顔とかよく分かりませんでした(-_-;)
本当はもっと時間をかけてじっくり眺めたかったのですが、この大混雑の中ではそんなことはできるわけもなく、モヤッとした気持ちで大師堂を出ました。
結局当日券を購入し、列に並んでから御本尊を拝み、お堂から出るまで1時間25分かかりました。
↓これはお堂から出たところでいただいた御守りです。
続いて拝観料に含まれていた御祈祷も受けてきました。こちらはそれほど混雑しておらず、受付してから御祈祷を終えて出てくるまで30分でした。
御祈祷の開始時間まで広い待合室で待たされました。
室内では徳光和夫、田中律子、柴田理恵がバスの旅で聖天山をお参りした時のテレビ番組が流されていました。
このおかげで退屈せずに済みました。
御祈祷中は最前列中央に座って目の前のお坊さんたちの読経を聴いていました。
途中からは前以て渡されていたフリガナ付きの経文をお坊さんたちと一緒に声に出して読み上げました。
抑揚を抑え淡々と一定のリズムで唱えているうちになんだか心地良くなってきました。とても貴重な経験ができたと思います。
御祈祷が終わると名前入りのお札がもらえました。
外に出て最後に記念品をもらって終了です。
今日はいろいろなものがもらえました。
境内の外れではラグビーワールドカップのテントブースがあり、景品が当たる抽選会が行われていました。
抽選会に参加するにはいくつかの条件があり、その中から「フェイスブックで大会フォロー」を選びました。
係の方にやり方を教わりなんとか条件を満たし抽選権を得て、ガラガラを回しました。出てきた球の色は白。
なんか嫌な予感がしました。
景品は小さなウェットティッシュでした。
がっかりでしたが、なんとそのあと公式のピンバッチがもらえました!これは嬉しかったです。
最後に名物のいなり寿司
聖天山と言えば有名なこれ^^(1パック460円)
参道脇のお店に並んで買いました。
今日は朝早くに行って午前中に帰ってくる予定でしたが、正直週末の混雑を舐めてました。
終わってみればたっぷり午前中いっぱいかかりました。
帰るときに見た行列はさらに伸びていたので、これでもまだ良かった方でしょう。
とりあえずは目的を果たせたので良かったです。
今日は御開扉された御本尊を見に行っただけですが、聖天山の本殿の彫刻は国宝に指定されており大変に素晴らしいものです。
今回は時間の関係でパスしましたが、いつか人の少ない時期にゆっくり見学しようと思っています。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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