南部鉄器は日本の伝統工芸品
南部鉄器は1975年に通商産業大臣の指定を受け、「伝統的工芸品」第1号となりました
伝統的工芸品の指定を受けるためには5つの条件があります
- 主として日常生活に用いられているもの
- 主要製造工程が手づくりであること
- 技術・技法の基本が、江戸時代以前にも使われていたこと
- 主要原材料が、江戸時代以前にも使われていたこと
- 一定の地域内に、約10企業か、30人くらいの人が従事し、いわゆる産地をつくっていること
高度の技術・技法を保持する技術者として認定される「伝統工芸士」も、南部鉄器の職人さんが日本で最初に認定を受けています
鉄瓶を使ってみた感想
2013年に鉄瓶を購入し、途中一時期使用を中止していた時期はありますが、約5年間使用してきました
鉄瓶でお湯を沸かすと鉄分がお湯に溶けて鉄分補給することができると言われます
鉄瓶で沸かしたお湯に含まれる鉄分は体に吸収されやすいとか、ある医師によるとほとんど体に吸収されないとかいろいろな意見がありますが、実際のところはどうなんでしょう
これまで鉄瓶を使用してきた感想として、まず言えるのがお湯がおいしい
お湯の芯までしっかり熱が通っている感じ
よく鉄瓶で沸かしたお湯はまろやかになると言われます
言い得て妙だと思います
鉄瓶で沸かしたお湯はとろっとしてやさしい感じをうけます
これはあくまでも個人的な感想ですが、鉄瓶で沸かしたお湯を飲むと体調が良くなる気がします
今まで使っていた鉄瓶のご紹介
この鉄瓶は2013年に購入しました
容量は400ccと小さいです
鉄瓶は扱いが難しそうなので、失敗しても良いように最初は安いものにしようと思ったのと、この丸っこい外見に魅かれて購入した記憶があります
当時は毎日お湯を沸かし、使用後は必ず内部を乾燥させていたので、鉄瓶の内部にいい感じに白い水垢が付着していきました
ところがたった一晩だけお湯を入れっぱなしにしてしまったことで状況が一変し、翌朝、悲惨な状況を目にしました
鉄瓶の中の水が真っ赤に変色し、内部が錆錆になっていました
大きなショックを受け、しばらく使用をやめていましたが、なんとか復活させたいと思い、ある時ネットの記事を読んで、内部の錆を落としてみたり、お茶を煮出してみたりといろいろやってみてなんとか透明なお湯にすることができました
しかし、あれだけ磨いたのにお湯を沸かすとなぜか鉄クズが入ってしまうのです
磨いても磨いてもこんな感じ
これを飲んでしまうと身体にどんな影響があるのか分かりませんが、やはり気になります
そんな折、冬が終わりに近づくにつれて鉄瓶の値段が下がってきたので新たな鉄瓶購入に踏み切りました
新しい鉄瓶のご紹介
これが今回購入した鉄瓶です
はい、今までのものと同じ鉄瓶です
古いものと比較してみましょう
当然ですが、新しいものは黒が深くて美しい
唯一ふたの仕様が変わったみたいです。
古いものには取っ手の部分に黒の塗料の剥がれがありました
このサイズにした理由
新しい鉄瓶は、以前使っていたものと同じものなので、容量は400ccです
もう少し大きなサイズの方が使い勝手は良いのかもしれませんが、このサイズにこだわったのには理由があるのです
それはこの鉄瓶をのせる場所と関係があります
この鉄瓶をのせているのはアラジンストーブの上なんです
これはアラジンのブルーフレームという石油ストーブです
南部鉄瓶と同じ2013年に購入しました
最初にこのアラジンのブルーフレームを購入しました
どうせなら上でお湯を沸かそうと思い購入したのが南部鉄瓶なのです
このストーブは対流式で、熱くなった空気が上昇し、対流を起こして部屋全体をゆっくりと暖めます
このような構造なのでストーブの上に空いている穴はふさがないほうが、より早く部屋を暖められるだろうと思っています
☜この上に空いている8個の細い穴のことです
この上に鉄瓶をのせてみるとこんな感じになります
このサイズなら穴がふさがれることはありません
春を迎え、ストーブをつける機会もだんだん減ってくると思いますが、できるだけ毎日鉄瓶を使用してしっかり育てていきたいと思います
良い感じになってきたらまたアップしたいと思います
ご覧いただきありがとうございました
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